野良猫を撃退するための知識−野良猫の行動範囲−について

野良猫を撃退するための知識−野良猫の行動範囲−について

野良猫の行動範囲は、プライベートエリアとそれ以外に分けることができます。

それぞれの特徴について、簡単に説明しています。


プライベートエリア外

半径約1〜2km移動する場合があります。

これはエサを求めて行動していると考えられています。


プライベートエリア

プライベートエリアは、野良猫の縄張りです。

寝る場所があったり、くつろげるエリアで、半径約500mと言われています。

ご自宅の周辺に常にいる場合は、格好のエサ場があるからです。

誰かが野良猫のためにエサを与えていることも考えられます。


帰宅途中に大人の野良猫がついてくることがありますが、ついてくるのではなく、プライベートエリアに戻って行く途中です。

この時に「私のことを気に入っている」とか思ってエサを与えたりすると、あなたの家にいついてしまいます。

その猫がメスなら、栄養状態が良いと、猫は年間2回以上出産しますので、生まれてくる子供たちのことを考えるなら、絶対にエサを与えてはいけません。

ここは、心を鬼にしないとダメです!


「情が移ってしまったので飼う」というのもやめた方がいいです。

野良猫のほぼ100%が、何らかの病気を持っていると言われています。


<野良猫事件簿>
病気の中には、人間に害を及ぼすものもあります。

2017年、野良猫を保護しようとして、その野良猫にかまれて亡くなった女性のニュースはショッキングでした。

その野良猫は、マダニに感染していたのです。

マダニ感染症が野良猫から人間にうつった例は世界初だそうです。


2018年には、野良猫3匹にエサを与えるときに、コリネバクテリウム・ウルセランス感染症にかかり、死亡していたことが報道されました。


これらはまれなケースだと思われるかもしれませんが、マダニ感染症で亡くなった女性の場合、健康だったのに急に亡くなったのを家族が不審に思い、医療機関に調査してもらった結果、マダニ感染症ということが判明しました。

亡くなった女性には、マダニにかまれたようなあとはなかったそうです。

このように、野良猫が関係しているとは思わずに、病気や死亡の処置をしているケースがあると思われます。


<それでも野良猫を飼いたい場合>
野良猫を飼う場合、動物病院に頻繁に通える時間的・金銭的余裕がありますか?

通常の飼い猫の寿命が約15年に対し、野良猫はその半分も生きられればよいということを知っていますか?


それでも飼いたい場合は、まず動物病院で検診をしてもらいましょう。



必ず、写真のようなキャリーケースに入れて動物病院に行きましょう。


家の中のみで飼う場合でも、去勢・避妊手術を受けさせる飼い主さんがほとんどです。

通常は、生後6ヵ月〜10ヵ月の間に去勢・避妊手術をしますが、それは飼いやすくなるという理由からです。

成猫でも手術は受けられますので、外に出したりする場合は必ず手術をしておきましょう。

費用は、30,000円ほどですが、薬代や術後経過などを獣医師に診てもらうと合計50,000円はみておく必要があります。


野良猫のマーキングについて

野良猫のマーキングについて、簡単に説明しています。


野良猫のマーキング

猫はトイレの場所を一度決めると、なかなか変えることはありません。

縄張り内に何か目新しい物があると、そこに糞尿をする傾向があります。


壁や塀に尿がかかっている場合、それは尿スプレーと呼ばれるものです。

尿スプレーは、オスもメスも立ったままお尻を振るわせ吹きつけます。

野良猫を撃退するための知識−野良猫の行動範囲−


特にオスは、縄張りを誇示するために、高い位置に尿を吹きかけます。

発情期は強烈な臭いを発します。


野良猫のマーキング対策

猫がマーキングした場所を水で洗い流してもまず効果はありません。

消臭剤忌避剤(きひざい)は一時的なものです。

トゲトゲシートを置くと確かに効果はありますが、猫は自分の縄張りを固持したいので、場所を変えてマーキングします。

そこにまたトゲトゲシートを置くを繰り返していると、家の周りじゅうトゲトゲシートで埋め尽くされ、人間が家から出入りできなくなってしまった、という笑い話になってしまいます。

ちょっとした隙間があれば侵入してきますので、家の周りを囲むとなると、お金と労力がかかります。


現在、最も効果的なのが、超音波による対策です。

超音波の装置は、人間には聞こえない音で、野良猫には不快に聞こえる音を発します。

猫の聴覚は、人間の約8倍、犬の約2倍の能力があると言われています。

なので、野良猫を撃退するには超音波が効果的なのです。


野良猫が侵入するとセンサーが感知して、超音波を発します。

2,000円台〜10,000円台までありますが、音波に猫が慣れることがありますので、周波数を変えられるものを選びましょう。

中でも「番人くん」は、値段がちょと高いけれど、15〜60KHz(キロヘルツ)と広く周波数を変えることができます。

だから「番人くん」がおススメなのです。


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